◆11月10日(初日、私が到着したのは「流浪」からだったので、それ以降のことになります)

遅刻した！！　フォーラムに着き、地下から１階へあがっていくあたりから、華仔の歌う「掛念」が聞こえてくる。「預謀」は逃してしまった。
会場に入ると、丁度、マント付きの衣裳を脱いで、おねいさんらに愛想を振りまいているところ。そして、リラックスコーナーに入っていきました。
そして向かって右手側でテレサ・テンの「月亮代表我的心」を歌い出しました。この曲は、ここフォーラムで張國榮が泣き出してしまった曲。華仔は、伸びやかに歌っています。今度は左に移り、何かしゃべった後、アカペラで「もう一度抱きしめたい」を歌います（当初は予定に入ってなかったらしく、だから、バンドが付いてなかったみたい）。センターで「せまるーショッカー」などと笑いながら歌ったり、変身ポーズをしてみたりと楽しそう。初日のポイントの1つはここですね！

金魚やカエルが楽しみなパートでは、かぶり物ダンサーがいなくて残念でした。
頭巾で白い服の華仔。やっぱり、パツキンのポニーテールの方がいいなぁ。
「木魚與金魚」では、棒の先に金 魚がぶら下がったランタンのようなものを手にして、歌っています。途中、上着の合わせのところに棒をさして、金魚をつるしたりね。
「中國人」は観客に向かって、“左手を挙げたらかけ声、右手は腕を振る”と説明して、かなりの盛り上がりを見せました。
歌う華仔はかっちょいい！

さてさて、「三級烈火戦車」はちゃ〜んとＢＭＷのバイクが登場です。でもね、絡みが全然少なくなってた。日本なんだから、ど〜んとやってみ！　って言いたかったな。あの、香港の初日のようにね。

星島日報に載った問題の写真

紙吹雪が結構盛大に上がり、そして次は「再會了」。“「チョイキン」「チャイチェン」「さよなら」”と、それぞれの言葉で曲名を説明していました。
　

そのとき！！　ステージ下の客席からタオルを受け取ったのですが、これがキティのピンクなのだけど、それで汗を拭く−−−のはいいのだけど、4つにたたんで頭の上に乗せる。そしてそのまま、あのシリアスな曲を歌うのです。「笨小孩」でなく「再會了」を！ 華仔！！　それでいいんかぁ〜！？　この日は連れがなかった私は、1人笑いをこらえるのに必死でした・・・

「上海灘」で登場の華仔。ナント、晃司を彷彿させるピンクのスーツ（でもシャツは香港で見たのと同じ襟のものなのでへん。靴も同じコンビのだから、さらにへん）。歌はとってもいいのだけど、ピンクは華仔は似合いません。スーツの形も・・・・
（実は後日、「孤男寡女」のキャンペーンでピンクのシャツを着た華仔の写真を見ました。あの時と違い、こっちはとっても似合っていました）。

華仔よりもずっとずっと日本語が上手な小黒

「イ尓是我的女人」を歌い、いよいよ小黒、ブラッキー（柯受良）の登場です。
野球帽に上下白。「征服」、そして「笨小孩」を歌います。で、2人ともステージ下に降りちゃうから、もー囲まれて大変。でも無事だったようです。
新曲の「痛」を歌い、そして「心只有イ尓」を歌って、エンド。うう、早すぎます。

1996年と同じく、スケッチブックを持ったシーンは確かアンコールの時だったか。「拍手して」のあと「もう一度拍手して」「カッコいい？」「セクシー？」などがあって、めくっていくのだけど、1回めくりすぎて白紙を出してしまってね。華仔は客席から何の反応もないので、見たら白紙。おどけた表情がキュートだったわ。
客席も、華仔もノリノリで、1996年とは全然違ってました。あと、ＭＣは北京語で話す方が多かった様な気がしました。

◆11月11日

始まったのは、6時40分くらい？（遅刻せず到着）
ステージは、香港と同じように天井から布が下がってるけど、いかんせん天井の高さが比べ物にならないから、布が寸ずまりに感じられます。右と左の上から、細い布が一条下へ、そして上へ。どうやら、流れ星らしい。
「謝謝イ尓的愛」の曲が始まり、布が上がって華仔登場！　衣裳は白いコートに帽子（なぜがコートがくしゃくしゃ−香港の時のものとは素材が違うのだろうか？）。花火は無かったですね（そりゃそうか）。
降りてきてご挨拶の華仔。コートを脱ぎ、白いシャツ姿から英語でカウントダウン。
そしてビリ！！
「独自去愉歓」を歌い始めるのです。ダンサーは男4女4のコンパクトサイズ。赤いちゃんちゃんこを着て、「倒轉地球」を歌い、ダンスは真剣な表情で一生懸命ね。
そして、手袋して「開心馬[馬留]」です。うんうん、規模は違うけどここまでは香港と同じです。
そして、何かしゃべる。
しゃべる。
どうやら「一起走過的日子」を客席に歌わせたいらしい。香港と同じように練習をさせられるのだけど、1回目、丁度私らの座っている方（右手）側からなのだけど、「ユベイ」のタイミングにうまくあわず・・・・こける華仔。2度目はまあまあ。さて、左に移りそちらの練習。右よりいいけどネ、と聞きながら頭のてっぺんをサルのようにかく華仔。
センター（２階席？）は１回でＯＫ、感心する華仔。さて、ちゃんちゃんこの紐を縛って「ホンバン」です。う〜ん、いい歌です。

「預謀」では7人のダンサーが出てきて、あの網が天井からタテにぶらさがってきて、なんとなくイメージは香港と同じようになっています。でも、牢の番人や牢はでてきません。華仔の衣裳は、もうすでに片腕が出ています。でも、この衣裳はよいわ。
「氷雨」では、赤いドレスのダンサーが黒い布を持って登場。ドラマチックに踊り、2人で物語を演じます。でも、結局フラレる（？）華仔。ライブＣＤと同じ曲順で進みますが、イリュージョンはないまま・・・・「掛念」へ。ダンスはがんばってましたね。
で、おねいさん登場で、ちょっと仮面ライダーを歌い（変身ポーズはナシです）、昨日と同じ進行に。「毎次醒睡」や「流浪」を歌ったり。このパートのラスト終えて、使った椅子を持ったまま階段を上がって退場です。自分でおかたずけが、香港明星の基本、感心します。

さて、今日も頭巾で登場のシーン。小さい魚のぬいぐるみが投げ込まれ、それを持ち「木魚與金魚」を歌うのです。そう、その前にも、ぬいぐるみを投げ込まれ、それを持って、おねいさんとくっついたりの踊りをしたり、ホントにこの日は投げ込み物や花が多く、華仔は必ずそれを手にするのです。
最初に投げ込まれたのはリラックスパートのときの、白いミニーでした。
さて、魚のぬいぐるみをもち、途中昨日とは柄違う釣り下げ金魚も持って歌い終え、その2つを置く場所が無いんで、いったん左袖に行ってしまう。で、光る上着も脱いでしまって「忘情水」。さらにもう1枚脱いで「中國人」と、まあ、昨日にもまして「中國人」は凄かった。本人もうれしいのか、いつもはキッとした表情で歌うのに、なんか笑みが浮かんでしょうがないという顔つきでしたね。

太陽報より
（翌日には掲載される
香港芸能紙は脱帽モノ)

「いやいおえ、いやえ」のコーラスのテープとドラムの演奏が合わないまま、バイクが登場。華仔とおねいさん。昨日と同じ、絡み度は少ないのね。そのあと「他的女人」を歌うのも同じね。ロックナンバーの後に「再會了」。今日も、普通語、広東語、日本語などと説明してから歌いました。う〜ん、いいです。

さて、「上海灘」を歌う華仔は、やっぱりピンクのスーツです。同じだ。。。
「イ尓是我的女人」の後、「朋友」なんたらかんたらと言って、上下黒い衣装のブラッキー登場。「アンディさん、私はてんぷらさん。てんぷらおいしいね」などと十分にわかる日本語で挨拶して、昨日と同じ「さがし、さがしもとめて〜」と歌い出す（アカペラです）。
さっそく「笨小孩」。あれ、昨日と順番が違うのですが、いいわ。華仔はやっぱり、ステージから下へ降りるのです。そしてそのまま舞台下を移動。小黒に手をかり、無事ステージに戻ります。「征服」のあと、もう１曲２人で歌い、ブラッキーはさようなら。退場するときも「さがし、さがしもとめて〜」と歌っていましたっけ。
前日は、前の日以上にスピーカー（台？）へ乗っかった華仔。でも、最後に右手の台に乗るときは、膝をついて（ヨイショ）のってたの。やっぱ、お疲れ？
その後「情心的一句」歌って、「痛」は昨日と同じだけど、「愛ｲ尓一萬年」（“Love You Forever”と言ってました）と、昨日より曲が多くてうれしい！！

でもやっぱり「心只有イ尓」はやってくるのです。“Last song”て言うんだもの。でも“I'll be back soon”って言ってた。ホント？
その前にも「I'll be back」とは言ってたけど、このときは「soon」がついてたし、シャンパンをもらったときも、あちこちへ振りまくフリをしたあと“うれしいけど、今開けられない。開けて振りまくと、２度とここにはこれなくなる”と言ってたから・・・・ツアーで戻ってくるのかな。それならうれしいな！！

ペンライトも多くて、昨日にまして客席の反応も凄く良くて、で、貢ぎ物も多い。やっぱり、ステージの通路前に貢ぎ物をもって人が集まってくる。華仔は遮る係員に手でストップ出して、その人たちから、ぬいぐるみとか花とかもらおうとしてくれるの。や〜、香港明星は違うのですね。
そう、始まった時も、前の方に着席する人らを少し待って、席に着いてから歌ったりとか、ちゃんと客席を見てやってるのです。コトバの壁はいろいろあるけど、やっぱり香港芸能界で生きてきた方は、違います。
「ありがとうごじゃいます」とか「カッコイイ？」の、お尻の方が高くならなければ、すごくイイのだけど、まあ、これも愛嬌ってことで。
今日は「拍手して」のボードはでてきませんでした。不要なくらいのノリだったからでしょう、きっと。ずーっと、笑顔でいっぱなしで、本人も凄く気分良く歌えたんではないかしら。
「I'll be back」信じたいな。

◆ここがポイント??
・ＭＣは北京語が多かった初日、英語は皆無（ＯＫとかは除いて）。
・２日目は広東語のＭＣが多く、英語も聞けて満足（はじめてです）。しかし、日本語をしゃべると、なんでああなるかね。学友を見習ってほしいよね。
・アンコールのピンクの衣装は。。。似合いません（キッパリ）しかも、靴だけオリジナル通りのコンビなのよー白の中国服と頭巾はいまいち（黒＋金髪ヅラが好き！）ではあるけど、９９演唱會は衣装がグッドだったのにこの日本公演の衣装に少しギモンが。。。。。

[文中の写真は一部香港の新聞に掲載されたものを除き8月の香港のものです]