●舞台挨拶
「墨攻」ジャパン・プレミア
■張之亮・劉德華・アン・ソンギ・范冰冰・阪本善尚 ◆丸の内ピカデリー1 07/1/16
並ぶとまるで3兄弟みたいな監督・俳優 お人形さんみたいな范冰冰
香港・中国・韓国で大ヒットしている「墨攻」は、香港の監督の元、香港・中国・韓国の俳優、そしてスタッフには日本からも参加と、アジアの映画人が結集してつくられた歴史大作。そもそも、日本の原作の映画化。
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舞台挨拶には、これが久しぶりの作品となる張之亮監督、主演の劉德華、そしてアン・ソンギ、紅一点の范冰冰、さらには撮影監督の阪本善尚が登壇。
まずは一言ずつ挨拶があり、その後それぞれ質疑応答。最後は全員に「映画ではピンチが次から次へとやってくるが、今まで自身でピンチだったことは？」という質問で締められました。
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劉德華は
「私の演じた革離は原作とまったく似ていないので、原作者の方にまずはお詫びをしないといけません。でも、映画で描いているテーマは原作と変わることはありません」などと言ってたような・・・。
なにぶんにも、ひたすら劉徳華の姿を追っていたからあまりよく覚えてないのでした。
ピンチについては、「テレビを見る、遠くで起きているという戦争が怖い。いつか、自分の近くで起きるのではないかということが一番怖いことだ」と、いかにも劉徳華らしい言葉でした。
また、帽子の下の髪型を司会者から指摘され、被っていた黒のニット帽を取り坊主頭を披露。
「これが今の流行」と言って自分でウケた後、
「実は今撮影している作品のための髪形。今撮っている映画は半年後には公開されるから、この半年間は他の映画を見ずにこの映画（墨攻）だけを見るように」と。
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アン・ソンギは「いままで恵まれて俳優をやってこれたので、自分は特につらいと思ったことはなくて幸せだと感じている」と、さすが俳優人生をあらわしているような言葉でした。
また、撮影中劉德華らのチームの部屋を通りかかったときに、とてもいいにおいがしたので覗いてみたらおいしそうなものを食べていた。劉德華が気づき一緒にどうぞと招き入れてくれて、それ以来よく一緒に食事をしていた。劉徳華とはすっかり親しくなり、弟のような友だちのような関係になったそう。
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阪本監督は「今回張之亮監督が映画化したようなスペクタル作品が、今では日本で撮れなくなっていることにピンチを感じる」と、日本の映画人らしい重い言葉。
阪本撮影監督の言葉を受けて、張之亮監督は凄く感激したようでお礼を言ったのだが、そのとき目をうるませていたように見えました。張之亮監督、かなり感激性なのかもしれませんね。
ところで、アンソンギと劉德華は笑った顔が凄く良く似ていました。
そして、劉德華と監督はいま（たまたま）髪型が似ているから、この3人並ぶとまるで兄弟写真のように見えて、とってもいい感じでした。
さて、映画は－
文芸作と劉徳華本人が言っていたけど、確かに奥の深いいい映画。
殺戮シーンが多いのがちょっと・・・・だけど、とにかく切ない内容だと思いました。
「LOVERS」ジャパン・プレミア
■張藝謀・程小東・劉德華・章子怡・金城武・ワダエミ・梅林茂・ビル・コン ◆HNKホール 04/7/28
かっこいい～金城武 ＆ 劉德華！！ かわい～章子怡！
カンヌ映画祭を沸かせたという「LOVERS」。
公開まであと1か月も待てない、一刻も早く見たくてたまらない映画を、ジャパン・プレミアムで見ることができました。
う～ん、かっこいい！！
会場はＮＨＫホール。3階席から眺めた、ステージ前のプレス用スペースの広さといったら！！ 4日も前から並んでいたというファンにとって、これだけの距離はショックだろうななんて思ってしまいました。
ジャパン・プレミアというだけあって、壇上には豪華メンバーが並びます。監督の張藝謀（チャン・イーモウ）、武術監督の程小東（チン・シウトン）、主演の劉德華（アンディ・ラウ）、章子怡（チャン・ツーイー）、金城武。そして、衣装のワダ・エミ、音楽の梅林茂。すさまじいチケット争奪戦が繰り広げられた（と聞く）金城武ファンの声援がとてもすごくてびっくりしました。舞台挨拶に割り当てられた時間は20分弱、これだけの人数ですから、それぞれほんの一言しか聞けないというのはあまりにももったいない。
「インファナル・アフェア」の舞台挨拶では、ずっと若い陳冠希（エディソン・チャン）よりも落ち着きがなかった劉德華でしたが、今回はどっしりと構えているし、衣装も素敵だし・・・と思っていたら、やっぱり仕切りを見せてくれました(笑)。 でも、劉德華の仕切りがあったから監督はじめとする舞台上が妙に和んだのがほほえましくてよかったです。通訳が周さんってのも、和みの一因だったような気がします。
司会者から主演３人への質問がありました。
（質問自体がいまいちでしたが、今更言っても過ぎてしまったことですから仕方ありません）
章子怡への質問は、その後でネットで見た前日の記者会見と同じものでした。だからきっと、章子怡は「監督（程小東）がここでやって見せてくれるはずです」と話をふったんだな、と納得。司会者よりずっと賢いですね。
劉德華に対する質問はあまりにも抽象的過ぎて、たぶん周さんがうまく通訳したのではないかと思います。
〈ジャパン・プレミアというほどの司会者は、やはり厳選してほしいものだと今回はつくづく思いましたね〉
さて、映画は－
突っ込みどころがあまりにも多すぎる、とても面白い映画です。
映像はとても綺麗で、衣装も素敵だけど、唯一着たきりすずめの劉德華の衣装・・・ちょっと寂しかったです(笑)
「漂流街」初日舞台挨拶
■三池崇史、テア ◆ニュー東宝シネマ 00/11/11
サンバカーニバルと題して行われた舞台挨拶イベントは
試写会、東京国際ファンタスティック映画祭と見てきた「漂流街」が、11月11日いよいよロードショーとなりました。
10時10分から始まる「漂流街」初日1回目。前日の広告には「舞台挨拶+イベント」とあり、一体どんなことが行われるかとワクワクしながら出かけました。晃司やミッチー（尹子維も）らの来場がないためか、1時間前でも余裕で中ほどの席に座ることができました（ニュー東宝シネマは長細い劇場です）。
映画は、何度見ても同じところで笑ってしまうものでした。（こんなに笑ってよいのかしら？）
さて、サンバのリズムにのって、美しく着飾った本場のおねいさんがたが客席の間を抜けてやってきました。間近で見るサンバの衣装は、大変きらびやか（しかもプロポーションも抜群！！）。
そして、三池監督とテアの登場！ 今回は2人ともスーツでめかしこんでいました。
「サングラスは哀川翔から、スーツは竹内力から、ユニクロのパンツ以外はすべてお金がかかってなくて、監督になって良かったと思いました」と語る三池監督。黒いスーツがきまっています。
「ついこの間までトビをやっていたので、今ここにいるのが不思議です」というテア。こちらは白いスーツでした。さんざん各地で舞台挨拶付き試写会をやってきたせいか、映画についてのコメントが特にない舞台挨拶で、この後はちょいと？？？？？ のイベントがおこなわれました。
「漂流街」試写会
■三池崇史、尹子維（テレンス・イン）、塩田時敏によるトークイベント ◆俳優座トーキーナイト 00/9/27
写真より断然カッチョイイ、尹子維
私が毎度ライブに足を運んでいる吉川晃司が、久々に出演している映画「漂流街」。この映画には、なんと李嘉欣（ミッシェル・リー）と尹子維という麗しの
香港明星も出演しているではないか！ １１月公開を前に、トークイベント付きの試写会へ行ってきました。
300席ある会場は、上映開始15分前に到着した私には席が無かった・・・・。仕方なく、通路で“座り見”となりました。
客層のほとんどは女性。飲茶倶楽部主催のものなので、香港映画ファン（＝尹子維迷）が多いとみたが、果たして？
映画はあちこちに、いろいろな見せ場が用意されており、エンドロールが流れていても目が離せないものでした。全体ではハードボイルドな世界のはずなんだけど、映画ではあちこちに笑わせてくれる場所があって、見終わってみると、果たしてコメディだったのか？ とさえ思えてしまうとても不思議な映画でしたね（“中国人”ミッチーは、そこに居るだけで、爆笑をさそってくれていました）。
さて、上映後のトークショーということで登場した尹子維。黒い長袖のＴシャツと、サイドにラインの入ったグレーのパンツという大変ラフな服装で、笑顔とともに登場しました。「元気？」と日本語で語りかけたあとは、英語での会話となりました。一緒に登場したのは、ナビゲーターとして映画評論家の塩田時敏氏（実は“鶏情”という役で出演もしているのでした）。三池監督ったら、遅れるとのことでちょっと寂しいスタートでした。
今まで日本で公開された作品では、いつも一筋縄ではいかない性格の役柄ゆえ、尹子維が一体どんな人がわからなかったのです。でも、ステージにいる尹子維は、“好青年”という言葉がぴったりでした。
塩田氏の質問から抜粋
Ｑ 大先輩である李嘉欣をボコボコにするシーンが圧巻でしたが
Ａ あのシーンはスタントもありますが、ミッシェルさんはあれ以降、僕を怖がっているような感じでした。
Ｑ 香港で公開されたら受けると思いますか？
Ａ 香港の人も楽しんでくれると思います。
Ｑ これからどんな役をやりたいと思いますか？
Ａ コメディ映画に出たいです。
また、日本の映画に参加してどうですか？ という問いに、「きちんと進行していて」と誉めていた尹子維に「三池組はけして日本の一般的な作り方ではないよ」という塩田氏の言葉が印象的でしたね。
今後もまた日本映画に出そうなことを言っていた尹子維。注目していたい新・明星だと感じました。
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